→金銭的負担を減らす
精神科通院というのは診断名によっては一生薬が手放せないものもあって、必然的に病院とは長いお付き合いになります。
それにまつわる医療費の負担を減らすための制度として、自立支援医療制度というのがあります。健康保険使って3割負担の所を1割負担で済みます。
※自治体によっては自己負担分の1割も市町村が負担し、受診や薬局での支払いが実際には自己負担0円になる場合もあります。
使い方は、健康保険証と一緒に自立支援医療証を病院や薬局の窓口で出せばOK。
自分ではお薬の管理できないよ、という方は、医者に訪問看護の指示書を書いてもらい、週1回とかで訪問看護に来てもらい服薬管理をお願いする方法もあります。
これも自立支援医療証があれば自己負担は軽減されます。
私は病院にかかって風邪薬や痛み止めを処方されても、めんどくさくて決して飲まない人なので、毎日薬を飲んでいる人はすごいなあと密かに感心しています。
ちなみに、精神科通院医療のみの制度になりますので、入院してたら使えません。
入院中に切れても更新できません。※〇月〇日退院予定と退院が明確になったら自治体によっては再度申請できるんで、詳しくは役所まで。
入院するレベルの人はすでにマル障持ってる人も多いので、そちらを使います。
健康保険の自己負担分のみ適用なので食費はかかりますが、非課税とか収入が低い人は食事負担も軽減されます。
初診でいきなり入院という人であれば、入院期間によっては高額療養費制度の対象になると思いますので、こちらも詳しくは役所まで。※領収書は必ず取っておきましょう。
急性期病棟に入院した場合入院費は高くつきます。詳しくはわかりませんが、病院のケースワーカーが言うには急性期は診療報酬が3倍くらい高いとのことでした。
そして、急性期に入院した場合、3か月で退院させないと病院はその点数がもらえないとのことで、3か月で退院となります。
3か月も入院してたらクビになるかも、お金に困っちゃうよ、という人は、傷病手当を使いましょう。
会社と医者にそれぞれ書類を書いてもらう必要がありますが、きちんと手続きすればもらってた給料の2/3を最長で1年半もらえますんで強い味方になるでしょう。
何故1年半かといのは、年金もらえるまでのつなぎ的なものだと理解しています。
こういう制度は申請ありきなので、すべて自動的に適用されません。
知識として知って、自分で申請しなければ使えないのです。
なのでまず病院に通うことになったら何か使える制度がないか相談すること。
相談できる力を「相談力」と言いますが、とても大切です。
ちなみに障害者のことで相談する場所は役所の福祉課や基幹センターになります。
障害児の場合、管轄が違ったりします。