マダム・アスペルガー

服薬なし、ADHD併発なし、二次障害なしのピュアなアスペルガーのつぶやき

家出中

時々家出をする。

 

家族のことは好きだけど、他人と一緒に暮らすのはやはり苦痛。

家族を他人と言ってしまうあたりなんだかなとふと思うけれど。

毎日の生活の中でやはりストレスが溜まるんだろう。

時々家を出て、自分のことを誰も知らない場所に行ってリセットして家に帰るということをしている。

本当は海外に行くのが一番いいけれど今は行けないし、とりあえず家を離れるホテルに泊まる。

家族との生活を守るために、あえて家出をする。

私には一人の時間が必要だから。

そんな自分を理解してくれる家族がいることが有難い。

 

家族と旅行したいとか思わない。

美味しいものやきれいな景色を見て感動や喜びを共有したいという気持ちが私にはない。

そういう思いは自分ひとりの中で完結してしまう。

この辺りはASDらしいところだと思う。

発達障害の配偶者がカサンドラになる理由がわからない。

だって、結婚する前からその人はそういう人だったから。

結婚すればなんとかなると思ったんだろうか?障害をなめるなと言いたい。

何が言いたいかと言うと、自分が感じた違和感を大事にしてほしいということ。

じゃあ、発達障害同士なら上手くいくのかというと、そうでもない。

私はADHDが苦手で、平然と約束を反故にするとか時間を守らないとかデリカシーのなさに辟易してきた。

仕事中は「予定は変更されるもの」という前提で動いていたけれど、それが私生活でずっと続くのは勘弁してほしい。

約束や時間を守るというのは、自分が社会でやっていくための強みの一つだ。

 

 

 

家出していて、やはり手帳を取るのはやめるという決心を固める。

自分に必要がないというのはもちろんだけど、子供の頃からずっと「変わってる」

「なんかおかしい」「普通じゃない」とどこに行っても言われ続けて、ずっと普通になりたいと努力してきた。

そんな過去の努力を全部無にしてしまうという気持ち。

そして、手帳を取ることで、障害だからしょうがないよねと、自分自身が努力することを放棄してしまうのではないかという惧れ。

 

あと1回頑張ってみる。そしてもしダメだったら、手帳を取ろうと思う。