今日明日あたりで役所の人事異動の発表がある。
役所で働いていて感じたのは、税務課で働いていた人が福祉課とか、保険年金課で働いていた人がこども課といった無茶苦茶な人事であっても僅かな引継ぎで4月1日から何事もないような顔で仕事をこなしている。あっという間に仕事を覚える。
2~5年ごとにその繰り返しで慣れた頃に全く違う仕事。
それまでの経験が全く役に立たないことだってある。
好きだった仕事から離れなければならないこともある。
自分では仕事を選べない。
この人たち有能。
おっとり穏やかで口数が少なくのほほんとしているような印象だけど、そんなことない。
仕事を覚えるのに時間がかかり変化が苦手で応用が利かない私にはできないことをサクサクこなしている。
そういうのは試験で振り分けているんだろうけどこんな人たちが手取り20万そこそこの賃金で雇われているんだ。
私は仕事ができない。どうしようもないくらい仕事ができない。お金・・・もらっていいの?
そういう現実に直面した。
一番のネックは、他者と共有感覚が持てないということだった。
「なんとなく」を共有して進んでいく話に私は入っていけない。具体的に細かく説明してもらわないとわからない。小学生に教えるのと同じレベルに簡潔に具体的にかみ砕かないといけない。そんな配慮があるわけがない。
どうして私だけわからないんだろう。
共感力や空気を読む力はある。
言語化する力も動作性も作業速度も高い。
だからこそ、なぜできないんだという発達障害あるある現象に自分自身が苦しめられる。
健常者と一緒に働くとなおのことできないことが苦しくなる。