年金をもらえるようになった。
服薬もなく
眠剤すらただの一度も飲んだことがなく
二次障害もなく
好きな時に好きな場所に好きなだけ旅行に行き
自由気ままに生きている私が
ただアスペルガーというだけで
障害厚生年金2級
もともとお金はたくさんあるから別にお金が欲しいわけじゃない。
けれど私は私が働けない社会からお金をもらう。
社会に負担をかけることで、社会の重荷になることで自分を追いやった社会に復讐をしている気持ちになれる。
ほんの少し配慮があればまだ働いていた。
完璧な奴隷しか必要としない社会である限り、私のような人間は弾かれやがて重荷となって社会を崩壊させるだろう。
ただ、今はまだ、使えない人間にはわずかなお金を与えるから引っ込んでいて欲しいという健常者だっているだろう。
福祉サービスを使わず誰にも迷惑をかけず年金だけで大人しくしてくれているなら安いものだ。
実際私はいい障害者だと思う。
そういう生き方もある。
幸い孤独に生きることは得意だ。
すべて不思議とうまくできている。