マダム・アスペルガー

服薬なし、ADHD併発なし、二次障害なしのピュアなアスペルガーのつぶやき

何のために生きるのか

年金をもらえるようになった。

 

服薬もなく

眠剤すらただの一度も飲んだことがなく

二次障害もなく

好きな時に好きな場所に好きなだけ旅行に行き

自由気ままに生きている私が

ただアスペルガーというだけで

 

障害厚生年金2級

 

もともとお金はたくさんあるから別にお金が欲しいわけじゃない。

けれど私は私が働けない社会からお金をもらう。

社会に負担をかけることで、社会の重荷になることで自分を追いやった社会に復讐をしている気持ちになれる。

 

ほんの少し配慮があればまだ働いていた。

完璧な奴隷しか必要としない社会である限り、私のような人間は弾かれやがて重荷となって社会を崩壊させるだろう。

ただ、今はまだ、使えない人間にはわずかなお金を与えるから引っ込んでいて欲しいという健常者だっているだろう。

福祉サービスを使わず誰にも迷惑をかけず年金だけで大人しくしてくれているなら安いものだ。

実際私はいい障害者だと思う。

そういう生き方もある。

 

幸い孤独に生きることは得意だ。

すべて不思議とうまくできている。

 

 

一人でどこでも行くアスペルガー

お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」

 

日本語が通じれば近場なんで、まずは国内旅行から始めるのがおすすめ。

一番は石垣島

ここから八重山諸島の離島にフェリーでアクセスできる。

今の時期なら南十字星が見えるかも。

レンタサイクルで波照間島を周るのも良し。

どこまでも青い海をぼーっと眺めるのも良し。

都会にはないのんびりした空気を堪能できます。

 

 

 

とらぬたぬきの

1級は一人で外出できないレベル。うつ病では見たことがない。会話が成り立たない。統合失調症でもすっかり妄想に侵され地域社会で暮らすのはまず難しいレベル。あまりお目にかからない。長年入院している人も多い。


2級は一般的な統合失調症うつ病。入退院を繰り返す人も多いが地域で生活している。一般企業で配慮なくバリバリ働くのは不可能。障害を隠すことはまずできない。対面した瞬間、もしくは少し話せば違和感を感じる。


3級は会ったことがない。福祉サービスを利用するレベルではなく、働いている人も多いと思われる。


年金の1級はそう簡単にもらえるものではない。
2級と1級の間には果てしない隔たりがある。

 

私の年金用の診断書は2級相当のものだった。

少しも盛って書かれたものではない。

ああ、私はこんなにも重かったのか。

AQ-Jの数値が載っていた。

いつの間にそんなのをやったのかと思ったけど、最初にかかった時にやったアンケートみたいなのがそれか。

数字は38/50だった。そんなに高いわけではないと思ったけれど、調べたら普通にASDだった。

そんな自分がこれまで生きてきたことがすごい。

私は頑張ってきた。

頑張ってきた。

 

アスペルガーなので

お題「苦手な皮膚感覚はありますか?」

 

チクチクした服は定番なんだろうけど、それ以上に日常生活を送れないほどの感覚過敏があることに気が付いたのがわりと最近。

お風呂に入った時の圧がダメでお風呂に入らない。

シャンプーの泡がダメでシャンプーを使って洗えない。

洗濯したての服のごわつきが嫌で着替えるのが嫌。

ごわつきは嫌だけど柔軟剤を使った服のべたべた感も嫌。

そういうのが当たり前だと思ってたけどわりと特別な感覚だったんだなあ。

とはいえ、それで困ったことがないわけだから別にいいんだけど。

風呂に入らなければいい。

シャンプーを使わなければいい。

柔軟剤を使わなければいい。

着替えなければいい。

それだけ。

 

生きづらさ

生きづらさというのは集団の中で感じるものであり、社会に出ない限り「ない」と言い切っていい。

少なくとも私に関しては。

 

やさしい夫と息子。仲のいい姉妹。大好きな友人。

何の不自由もなく生活できるだけのお金があり、好きな時に好きなところを旅できる自由な時間があり、健康な体、社会にある程度は適応できるだけの知能。

私は十分すぎるほど恵まれている。

 

その上で社会に出て働こうなんて贅沢なことは言えない。

配慮しろとか、それは言ってはいけないということもわかっている。

 

社会に出ない限り私は平穏に幸せに暮らせる。

毎日楽しく幸福感を感じながら生活することができる。

もうそれだけで十分じゃないか。

突き進むのみ

年金の申請は着々と進んでいる。

超優秀な社労士に頼んだから3級はいけるだろう。多分。

最低でも年間60万。20年で1200万。

大した金額ではない。

普通に働いた方が稼げるのだから。

 

日本はおかしい。

私に年金をくれるのだから。

このままでは日本の社会保障費は上がり続け破産してしまわないだろうか。

ちょっと配慮すれば働ける人が働く場がなくはじき出される。

私はもう社会に戻る気がない。

社会に私の居場所がないことを知っているから。

 

 

ああ、この人にもう少し配慮があれば鬱にならずまだまだ働けただろうにな、と言う人にたくさん会った。

少しの配慮がないために社会は大きな負担を背負うことになった。

その人が払うはずだった税金や社会保険料のマイナス。

今後増えていく医療費。

年金。

福祉サービスの利用料。

そのすべてはその人を鬱病にした社会が背負うもの。

 

仕方ない。