保険証の返却のため元の職場に行く。
内と外。
もうすでに私は完全に部外者になっていた。
本来窓口は障害者が来所する場でもあり、今の自分と別の意味でもリンクする。
診断が下りる前と後で、私は何も変わっていないのに、私は障害者として窓口にいる。
ただ保険証を返しに来ただけなのに、居心地がそれ。
私が窓口に立っても誰も気づかず全員黙々と仕事をしている。
・・・ちょっとこれは問題なのでは?利用者だったらどうなんだ?
声掛けしてようやく気付いてもらい、事務員に返却。
しばらく立ち話をするけれど、その間も帰り際も、5人全員が黙々とパソコンに向かって作業を続け、結局他の相談員とは一言も話をすることなく帰った。
3年半働いて、私としては苦楽を共にしてきたメンバーではあったけどそんなものなのか。
それが悲しいとか寂しいとかではない。
その程度の人間関係しか作れなかった自分に思うことは色々ある。
自分を必要としてくれる職場はないのだろうか。
誰とも関わることなく淡々と仕事をする環境であればいいんだろうか。
はっきり言って第一印象や面接受けがよく、資格やキャリアも申し分ないので望めばどこの事業所でも働けると思う。
けれど、その後がしんどい。
しばらくすると自分の特性が隠し切れなくなる。
理想は放浪の旅をしながら気に入った場所があればそこに住んで働いて、飽きたら(居辛くなったら)次の場所を探すそんな生活。
一か所にずっとというのは無理だろう。
今、「次」が考えられない。
一生他人と深く関われることはない。自分自身に深みがないから。
今日思ったのは、私は窓口の内側には戻れないということ。
改めて、過酷な職場で働いていたのだなと思った。
仕事は好きだった。けれど、じゃあそこに戻って働けるかというとそのエネルギーがない。
まだまだ休みたい。充電したい。