マダム・アスペルガー

服薬なし、ADHD併発なし、二次障害なしのピュアなアスペルガーのつぶやき

これは特性なのか

年金の診断書が欲しいために転院を考えている。

年金は私の権利であり、結婚して夫に養ってもらっているとか生活に困っていないというのは関係ない話だ。

 

ということを妹に話したら母から電話があり、そこまでしなくてもいいのではないか。別に生活に困ってないでしょ云々・・・

と言うことを延々と言われた。

 

これにはちょっと怒りの感情しかなくて。

何への怒りかと言うと、妹への怒り。

妹にしか話していないことを何故母が知っているんだ?

妹が伝えたのだろうがなんて口が軽いんだろう、信用ならない。

この場合母は悪くない。母は妹からの告げ口の内容に反応しただけで、母がその話を聞けばそう応えることは予想の範囲だ。だからあえて母には言わなかったというのもある。

結果的に妹のメンタルがボロボロになるまで傷つけた。

私は悪くないのだから何の罪悪感もない。あくまで悪いのは妹なのだ。

 

Aにしか話していないことをBが知っているというのは私にとって斜め上から不意打ちをくらったような衝撃がある。

健常の人はどうなんだろう。

「ああ、AがBに言ったんだな」で簡単に済ましてしまえるものなのか。

その人に言ったことはその人の内だけのものにしてほしい。

 

これがASDの特性なのだとしたら、ASDの人だらけの世界ではおそらく噂話というのはは広がらず、人類がが共有して持つべき「幻想」も成り立たなかっただろう。

噂を利用して人を操ったりはできない。

もっと違う世の中になっているに違いない。

 

ああ、これは特性なんだ。

これは普通ではなく、この部分を出してしまうと人を傷つけたり自分が排除されるべきものなんだ。

ということを理解しなければならない。

 

自分の口から出た言葉はすべての人に伝わる、くらいに考えないと社会と上手くやっていけない。

 

転院希望

以前から主治医より「うちは発達障害にはそれほど専門ではないから、それ専門にやってるクリニックに転院した方がいいのではないか」と提案されていた。

 

私は基本的に医者に嫌われるタイプなので新しい病院等にかかるというのはなかなか勇気が必要で留まっていたが、「年金の診断書は書かない」と言われ、今後の年金申請に向け今から動くことにした。

・傷病手当を継続したいため、紹介状をもらうこと

・もし転院先が気に入らなかったら再びここに通ってもいいという言質を取ること

 

以上を目標に上手く転院しなければならない。

幸いにも転院の話を持ち掛けると前向きで私の不安に対しては

・専門でやってる医師は好きでやってるんで問題ない

・僕だって発達障害ばかり来たら嫌ですよ

 

ということで私の転院については非常に協力的。

というか、失言多すぎないか?

 

まず転院先に予約を入れその後紹介状を書くという流れ。

幸いにも予約は1カ月先に取ることができた。

 

来月転院。

 

そういえば今月で初診から1年が経つ。

1年前はまだ元気に働いていた。

できない仕事がのしかかり苦しくはあったけど働けていた。

辞めると決めてからは気持ちが楽になったけど。

まだ1年だけど遠い昔の話のようだ。

特性について

最近、ASDの子が新聞やら成分表示を読みつくすという記事を読んだ。

ああ、これってASDの特性だったん。

 

私も小学生の頃から毎日朝食を食べながら新聞や広告を隅から隅まで読みつくした。

学研の科学と学習を他の兄弟分まで読みつくした。

文字があればとりあえず読む。

知りたいという知識欲は半端ない。

知的好奇心からきているものだと思っていたけどただ障害の特性だったのか。

 

些細な変化にすぐ気づく、法則性を見つけるのが得意とか、そういう特性もある。

だから株が好きで稼げるんだな、とも思う。

チャートと板があれば稼げる。

人に頼れない、自己責任というのを人一倍感じるから、現物しかやらない。

 

ある程度のお金を稼いでやめてしまったけど、自分の特性を生かして生きていくにはもしかしたら一番いいのかもしれない。

人と関わらず一人でできる。

そういう生き方もあるな、とぼんやり思う。

 

 

 

 

掃除魔

掃除はできるけど片付けができない。

なので、水回りはいつもピカピカ。

床には何も置かない。

窓はサンまでキレイ。

玄関は週3日は水で洗い流す。

 

という感じで一見いつ誰が来てもいい状態だけど、引き出しやクローゼットの中はぐちゃぐちゃ。

そんな我が家。

どうにかならんものだろうかと少しずつ収納の勉強をしている。

物の住所を決めるというのはその一つで、まずは収納を買ってみる。(そこから?)

手始めに洗面台の下から。

 

これが苦手なのはおそらく環境なんだろう。

母が片付けが苦手でおそらく掃除も苦手。

多分本人は頑張ってるつもりだけど実家に行くと一人で暮らしている広い家は水回りが私的には触りたくないレベル。

風呂はジムで入ってくるから自宅の風呂は使っていないし掃除していない。

私の部屋はどうしても散らかってしまうんだけど「片付ける」ではなく「捨てる」よう言われた。

それはもっともなんだけど、母は「片付ける」ができない人だったんだなと今ならわかる。片付いた環境を知らなかったし、片付けを教えてもらうことはなかった。

片付けはやり方を学んで身につけることができる分野だと思う。

私にはその環境がなかった。でもこれから身につけることができる。

 

私が掃除をするのはASD的な几帳面で神経質なところがあるからだろう。

それだけでも御の字だと思っている。

 

今さらだけどASDのメリットは大きい。

健常の人は今の世の中を生きやすいかもしれないけどただそれだけで、もしかしたらひよっとしてつまらない人生なのかもしれないな、と思うことがたまにある。

 

理解されないこと

姉はおそらくADHDで、お互い理解できない関係だ。

口から先に生まれたようなおしゃべりでじっとしているのが苦手。

受験日に日程を忘れ受験できなかったほどのいい加減さ、忘れ物が多い、遅刻魔。

だらしなくて私以上に片付けができない。

 

ほどほどの距離に住んでいるのでたまに会うが、どんなに言っても私の食の好みを理解せず食べられない店ばかりに連れていく。

モーニングが美味しいから一緒に行こうと言われても私はパンを食べない。

何度言ったらわかってもらえるんだろう。

そして私のことを「わがまま」と言い放つ。

 

私がADHDが嫌いなのは姉の影響もあると思う。

姉が嫌いではなくADHDが嫌いなだけなんだけど。

 

恵まれている

家族の理解がありすぎて有難い。

自分の障害を公表していないものの、私の特性を理解してくれる。

 

一人の時間を必要なだけくれる。

家からはなれたくなって放浪の旅に出ても見送ってくれて帰りを待ってくれている。

こだわりについては口出しせず好きにさせてくれる。

寂しくなったらかまってくれる。

私が大事で必要であることを伝えてくれる。

 

ありがとう。

いつもありがとう。

 

旅好きアスペルガー

基本引きこもりだけど、それだけだと息が詰まってしまい家出したくなる。

家出というか逃避というか。

家族持ちにもかかわらず1週間くらいは家を出る。

そして放浪の旅に出る。

 

手帳を持ってから旅がお得になった。

取得して2カ月ほどだけどもう十分診断書代の元は取れたし今後も活用し続ける。

 

特に私は二次離島に行くのが好きなので、最近では波照間島とか竹富島に行った時のフェリー代がかなりお安いのには恐縮しつつ利用した。

手帳なくてもミライロIDでOKなんで超便利。

近鉄も101キロ以上半額になったし、割引やなんなら無料になってしまう施設も多い。

そういえばこないだ行ったユニバも安くなったっけ。

ただ、きちんと調べないと、飛行機なんか障害者割引を使うより早割とか他の割引を使った方が安くなるケースもあるんで注意が必要。

 

本来は障害者ゆえの格差を埋めるための制度なんだけど私は無職だし働いても仕事が続かないのだからそれを受ける権利はある。

 

相談員の立場から、自分が相談に来たらどう対応するだろうか?

そういう目線で自分のことを捉えている。

私は自分に優しい。