■片付けができない
掃除は出来る。むしろ好き。片付けはやろうと思ってもなにをどうしていいかわからない。
机の上は綺麗だけど中はぐちゃぐちゃという現象が出来上がる。
片付ける=捨てる
という一見極端なやり方にならざるを得ない。空間認知能力の問題なのか?地図は読めるから理由はやはりよくわからない。
■人の気持ちがわからない
ASDの特性としてよく言われるけど私の場合人の気持ちはかなりわかる方だと思う。
わかるけれど、それを自分のこととして考えることができない。
人の痛みがわからないというのが適当な気がする。
たとえば、子供を亡くした親の気持ちなどわかるはずもない。
何億人が餓死しようが他人事でしかない。
他者の思いや苦しみを自分の中に取り込むことができない。
社会性の欠如の一因。
■失言
上記とも関係があるけど、言わずにいられない。
いや、たとえ相手の気持ちがあかったとしてもそれ以上に言わずにいられない。
間違いや自分の気持ちを。
とはいえ、それは衝動性からくるものではない。
社会性の欠如の一因。
■コミュニケーション能力
相手の言っていることがわからないときがある。相手に違和感を与える部分。
話している途中で前に自分の言ったことや相手が言ったことを覚えられないから起こる齟齬。これはワーキングメモリーの低さから来ると思われる。
そういえば相手の言ったことがすぐにそのままこぼれるように記憶できないから会議でも電話でも逐一メモを取るクセがある。
聞いたことをそのままメモする作業力が速いから可能なだけで、そうでなければポンコツ。
自分では一番不便を感じている。ワーキングメモリーが欲しい。くれ。
とはいえ、過去の記憶は不思議と覚えている。記憶の場所が違うんだろう。
社会性の欠如の一因。
■こだわり
自分の生活のどこからどこまでがこだわりに支配されているのかわからない。
障害特性によるこだわりが無くなったらどんな生活になるかわからない。かなりいいかげんな生活になるかもしれない。いや、こだわりにより風呂に入らないのだから衛生的にはいいのかもしれない。
自分の生真面目で正直な性格は特性から来るものがおそらく大きい。これは無くしたくない。自分の好きな部分。人生を楽しく深みあるものにしてくれる部分。
こだわりがない人間はつまらない。
ASDが治れば同時にこだわりもなくなりますよというのであれば治したくない。
けれど社会に出て仕事をするのには必要のない特性でもある。
社会性の欠如の一因。